2003-02-19 Wiki Way
■ ボウルーフ、ウォードカニンガム/
Wiki Way―コラボレーションツールWiki(ボウ ルーフ/ウォード カニンガム/Bo Leuf/Ward Cunningham/yomoyomo)
Wikiのインストールから運用、Wikiの内部構造や設定・カスタマイズについての解説、大学や職場で実際に使用された事例などが解説・紹介されている。Wikiに関する技術的な運用だけでなく、Wikiを使って共同作業を行う上での特徴などにも触れられている。また、付属のCD-ROMにはWikiクローンが納められている。
tDiary-usersと自サイトでWikiを使い始めてから本書を読んだ。Wikiや共同作業に関する考察に関する章は、特に興味深い内容だった。ちょっとでもWikiを使ってから読んだ方が、より理解しやすいのではないだろうか。ハックに関する章は今回は斜め読みしたのだが、自分が使いやすいようにWikiを運用する場合には、有用なリファレンスになる。大学や職場での事例についても、単に事例を紹介するだけでなく、考察が加えられているので実際に運用しようとする場合の貴重な資料といえる。本書を読んで、tDiary-usersや自サイトでWikiによるページを作り続けていく事に価値を感じだ。これからもゆっくりかもしれないけど作り続けていこうと思う。
[ツッコミを入れる]
2004-02-19
■ 金原ひとみ/
蛇にピアス(金原 ひとみ)
10代の女性ルイがスプリットタンをもつアマにその方法をを聞く場面から始る。そんなアマとその知り合いのピアス屋シバの3人の物語。
文章は読みやすく表現も鋭い。痛々しい場面など読んでいてそれが伝わってくる。ただ読み終わった時に何が主題だったのかという点が不安にさせる。そういうところを狙っているのか。印象に残ったのは、肉体改造と気持ちの関係、人を信じるという事の裏にあるものあたりか。激しい内容のわりに主人公ルイの行動に筋が通っているところに誠実さを感じる。文学的な小説には主題を求めてしまいがちだけど、それ自体がどうなんだろうと思ってしまうような小説。
[ツッコミを入れる]
