2001/01/31 Wednesday
■ 重松 清 /
ビタミンF(重松 清)
親子、家族をテーマにした7つの物語。息子、娘との関係。世代間ギャップに悩み解決しようと頑張っている親。ある団地でのサラリーマンである大人と近所の少年たちとの間のやりとり。舞台設定が団地などリアルさを醸し出している。
私も今は息子がいる身であるが、10年ほど前は高校生であった。この物語に出てくる少年たちの気持ちもよくわかる。中学・高校にもなると親のやさしさがうとましくなり素直に受け入れられなくなる。この本を読んで親も相当悩むものだと感じた。親と子が密着しすぎているせいで、親が子離れをできないのか。子供も中学・高校になっても親への甘えがあるのか。これが日本的な平和な家庭なのだろう。少し予定調和的な帰結が多いような気もするが、現代の親子関係をリアルに表現している書である。
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