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2001-12-13

田中 宇/ タリバン (光文社新書 (003))(田中 宇)

アフガニスタン、アメリカ、パキスタン、ソ連の関係についての歴史や現状が書かれている。この本はニューヨークでおきた9/11のテロを踏まえるとともに、上記4国やもっと遡ったイギリス植民地時代からの歴史にも触れられている。アメリカはテロに対してビンラディンを主犯であると断定し彼を庇護しているタリバンに対して報復措置をとり崩壊させた。著者はこれをアメリカの都合であり価値観の押しつけと位置づけている。 本書を読むことによって、アメリカがアフガニスタンに行った事実をそのまま直視して考える事と、アフガニスタンがこの状態に至った経緯を知る事ができる。タリバンが崩壊した今もブルカを脱がない女性たちがいるという事実は、それを人権侵害としていたアメリカが価値観を押しつけていた事を示しているのかもしれない。自由を尊重するといわれるアメリカがそこまでしてタリバンを崩壊させた理由はどこにあるのかを知る一助となる書物である。

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