2002/07/01 Monday
■ 大沢在昌/
未来形J (角川文庫)(大沢 在昌)
Jを救うために集められた5人が、「Jとは誰か?」という謎を解いていく物語。設定が難しく説明しがたいのだが、Jを最終的にみつけるところで最終章となる。最終章は、公募された中から選ばれた作品が収録されている。そのせいか、本編とのギャップが少々あり、かなりSF色が濃くなっている。しかし、ツボは抑えてあり読後感は良い作品と仕上がっている。
本編が最終章のために幅を持たせて書いてあるためか、すこし散漫な感じはするが、内容的には読みやすく一気に読めた。こういう形でひとつの作品を作っていくという、オープンソース的な方法で小説を作るというのも、おもしろい作品ができる手法だと感じた。
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2002/07/10 Wednesday
■ 大槻ケンヂ/
グミ・チョコレート・パイン チョコ編 (角川文庫)(大槻 ケンヂ)
著者の若い頃が舞台の小説。自分は他の人と違い何かができると思いながら悶々とすごす高校生。著者である筋肉少女帯や有頂天のケラらしき人物も登場する。調度、バンドブーム前夜のような頃だ。主人公は映画館にかよったり、友達の家に集まってバンドを結成する話をしたり、屋根裏へライブを見に行ったりする。
舞台は1980年代中頃といったところだろうか。私はその頃中学生であり、主人公たちよりは、若干若かったわけだが、読んでいて時代の雰囲気がすごく懐かしかった。筋少もよく聞いたし、ナゴムの有頂天なんかを聞いていた。 70年代を懐かしむ人の気持ちがわかるような気がした。
この小説は、パイン編が残されている。意図的にチョコ編の最後がすごく中途半端なところで終わっている。是非、早急にパイン編を出して欲しいものだ。
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グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)(大槻 ケンヂ)