2002/09/03 Tuesday
2002/09/04 Wednesday
■ 高橋源一郎/
一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))(高橋 源一郎)
NHKの「ようこそ先輩」で小学生に教えた「小説」の書き方。小説といっても一般的な意味での小説というよりは、もっと広義な小説で、文章の塊という意味。その小説の捕まえ方や、文体のおもしろさという面を、既往の小説を使って説明している。冒頭に実際小学生が書いた小説が掲載されている。なかなかおもしろい文章だと感じた。課題として「自分の事を、少しだけ楽しい嘘をついて書く」というものだったようだ。
よくある小説の書き方などという、文章の入門書ではなく、小説の捕まえ方から書かれているところがおもしろい。この辺は、小説を書く人が実体験として身につけているようなところで、こういう書籍に書かれる事は珍しいだろう。最近、ウェブ上でも日記やテキスト系のサイトでも、文章が上手で読ませるサイトも多い。このような文章も広義には小説といえるのだろう。自分しか書けないことを楽しんで書くのが良いようだ。
2002/09/05 Thursday 花ぺん (1)
■ 餅月あんこ/
花ぺん (1) (Anko Mochitsuki penpen gusa series (4))(餅月 あんこ)
週間アスキーに連載されている「花咲かぺんぺん草」の第4弾。あんこさんはmac使いで、携帯にも詳しい。主にそういうパソコンや周辺機器についての絵日記。帯にある「気分で生きてるね この人は」が示すように、その時々に盛り上がっている内容について書かれていて、フォントやアイコンを作ったりもする。たぶん、そんなにはハードなどに詳しい人では無いと思うのだが、とりあえず自分でやってみようとする姿勢がたくましい。ノキアの携帯を触るために出かけたりとフットワークも軽い。パソコンや周辺機器の購入にあたっては、デザイン面などかなり検討されるようで、IT関係の物欲とアナログ的な感覚のバランスがよくて共感がもてる。
週アスでは、ほぼ毎週読んでいるのだが、もう一度1〜3も買って読んでみようかという気になった。しかし、なぜ第4弾なのに「花ぺん1」なんだろう。
2002/09/11 Wednesday わがままな脳
■ 澤口俊之/
わがままな脳(澤口 俊之)
思考や自我、記憶と脳の関係について書かれている。著者は、脳の研究をされており近年の知見もふまえて記述されている。本書で特徴的な事として、哲学で命題とされているような内容と脳の関係についても書かれている。学術的な内容も説明されているが、わかりやすい表現や文章で読みやすい内容である。
思考において重要なのは、脳のワーキングメモリーという機能らしい。そこで情報が一次的に蓄えられる事によって、思考が可能となったり自我が持てたりするようだ。おもしろいと感じたのは、記憶として定着する過程で情報が、事実と違う内容で記憶されてしまう事があるという事が説明されており、自分としては過去の事実だと思いこんでいることが、実は間違っていたという事が科学的に説明できるという内容だ。人間が思考したり悩んだりする事が、ニューロンと情報伝達物質からなる脳の作用ということは、説明を読むと納得できるのだが不思議な感じだ。
2002/09/13 Friday とんがらしの誘惑
■ 椎名 誠/
とんがらしの誘惑 (文春文庫)(椎名 誠)
週間文春「新宿赤マント」1998年連載分。この連載の10作目にあたる。週1の連載ということで、その時々のネタを基本に書かれている。書くネタが無い時には、企画的に出かけたりもされたようだが、読む限りでは日常の中の事について書かれているようだ。「旅」「食」「仕事」についてのネタが多く、たまに時事的な事もあるが、テレビや新聞は読まないようにされているらしくあまり出てこない。いろいろな事に対しても独特のスタンスを保って綴られている。
椎名さんの本を読むと、料理や食材などについての描写がうまく(表現力云々より直接的に伝わってくる)、いつかは食べてみたいと思わせられるものが多い。本作で最も惹かれたのは、青森での「せんべい汁」というものだ。その鍋には、せんべいを入れるらしいのだが、著者の表現によると「ぐつぐつ煮てこれがやわらかくなってくるとモチのような、うどんのような、やっぱり少々固めの麩のような、面妖かつ超個性的な代物となる。」とあり、実に美味しそうだ。自分のフットワークを軽くして、いろんな地方で美味しいものを探し歩くのもいいかもしれない。
2002/09/17 Tuesday リンダリンダラバーソール
■ 大槻ケンヂ/
リンダリンダラバーソール―いかす!バンドブーム天国 (ダ・ヴィンチ・ブックス)(大槻 ケンヂ)
90年代初めのバンドブーム前後の概要と大槻ケンヂさんのバンドである筋肉少女帯のデビューから解散、現在のバンドである特撮までの過程が書かれている。また、著者によるバンドブームの頃のバンドやライブのエピソード、バンドブームに対する考察が綴られている。私は高校から大学の頃にバンドブームだったのだが、この本に出てくるバンドはだいたい記憶にあり懐かしかった。こんなバンドもいたなーというバンドもあり、バンドブーム以後の事とかを読んで初めて知るような内容もあった。また、高校の頃に聞いていたオールナイトニッポンに初めて出た時のエピソードは特に面白かった。この本の登場人物の一人に当時、著者の彼女であったコマコさんの存在があり、その存在が暖かく書かれている。前述の初めてのオールナイトニッポンの時などコマコさんがいなければオーケンは逃げ出していたのではないだろうか。
バンドブームだけでなく次々とブームは起こるけど、その渦中にいた人が冷静に考察を加えた文章というのもおもしろいと感じた。バンドブームを懐かしむ書物というだけでなく、そういうブームという現象に関する考察としても読ませる内容であった。自分の20歳前後の資料としても手元に置いておきたい本だと感じた。
2002/09/18 Wednesday
■ 昼は快晴で気持ちのいい天気だった
昼しか外に出ないので天気もあんまりわかってないのですが、昼休みに外に出たら、秋らしい高い空で気持ちのいい季節になってきた。大阪の市街にいても秋がくれば、空気の雰囲気が変わる。
2002/09/20 Friday どにち放浪記
■ 群ようこ/
どにち放浪記 (幻冬舎文庫)(群 ようこ)
1986年前後に各紙で連載されていたエッセイ集。時事的な事や著者の身のまわりの事について感じた事などが書かれいてる。当時、著者は35歳ぐらいであり、世間的には1986年というバブル前夜の頃である。内容的に古さは感じないのだが、時事的な話になると懐かしい感じ半分、浮き足立っている(いい意味で)というか、活気があるような気がした。しかし、そんなバブルになりかけている世間に対して冷静にツッコミをいれる著者の姿勢がおもしろい。それにしても、1986年なんてつい最近のような気がするのだが、ざっと16年前になるんですね。その時の雰囲気というのは、ニュースとか見るより、こういうエッセイを読む方が感じられるなーと思った。
2002/09/24 Tuesday
■ 広告免除を解除したらエラーが出なくなった
XREAに有料広告解除を解約していただき、広告が表示されるようになったらエラーが出なくなりました。Rubyの事はわからないので、なんとも言えませんが、tDiaryのscriptはいじってないのでXREA側の問題だったのだと思います。あと、有料広告解除をする時にドメインを取得しました(9ドル/年)。で、ごらんの通り、http://tnat.net/diary/になっています。アンテナ等、捕獲していただいている方はお手数ですが変更お願いします。
2002/09/26 Thursday
■ パシャパ2落札
メールで添付ファイルを送信すると書き込めるヤプースで使おうとパシャパ2をヤフオクで購入しました。これは、基本的に撮った写真をカメラのメモリに保存しておいて、携帯(au)に転送するというデジカメです。で、買おうと思ったのですが、最近auでもカメラ付き携帯が発売されていて、このパシャパ2は発売が終了してました。で、ヤフオクで購入となったわけです。発売が終了しているという事で、高値で取引されており新品については定価(4980円)以上で取引されています。できれば定価以内で購入したいなーと思っていて、3000円が最高入札額のがあったので、4600円で入札して自動入札でほっておいたら、4600円で落札してました。4500円で入札した方がいらっしゃったようなのですが、あと200円で落札できたのにねー。ということで、今は入金して到着を待っている状態です。また、届いたらレビューを書きます。
http://www.au.kddi.com/mobile/pashapa2/pashapa2.html ■サイズ:約108(W)×32(H)×24(D)mm(突起部除く) ■重さ:約41g(電池含む) ■カメラ:カラーCCDイメージセンサ(約11万画素) ■撮影距離範囲:約30cm〜 ■フラッシュ到達距離:約70〜80cm ■撮像サイズ:120×120ドット ■記録方式:PNG圧縮方式、8ビット適応型インデックスカラー ■画像保存枚数:約20枚 ■電源:単4形アルカリ乾電池×1本(撮影枚数:約200枚※フラッシュ50%使用時)
2002/09/28 Saturday
■ パシャパ2レビュー
下にサイズは書いてあるんですが予想以上に小さかった。2つ折りの携帯を折った状態よりちょっと長いぐらいかな。で、撮ってみた画像をヤプースにアップしてみました。ヤプースが重いのでこちらにも貼つけておきます。
こんな感じでコントラストが非情に高いです。いい味は出てるんですが。あと、レンズの上の小さい穴がファインダーなんですが、穴が小さすぎてよくわかりません。これは、慣ればなんとかなるかなと。画像は120×120でだいたい20kBぐらい。ちなみに、au は1パケット0.27円なので、ヤプースにアップするのに約4円ぐらい。
■ 北杜夫/人間とマンボウ
著者の作家論的なエッセイ集。著者と三島由紀夫、川端康成、遠藤周作・・・の交流。著者の父である斉藤茂吉の話など。著者との交流をメインに書かれているのだが、私がもっていた上の作家のイメージを覆すような内容も多くおもしろかった。
実は著者の本を読むのは初めてで、とあるウェブ日記を見て読んでみようかと数冊買ってきた中の一冊であった。著者は「どくとるマンボウ」シリーズのイメージがあったので本書を読んで著者の破天荒さに驚いた。個性が強いというか独特な人だ。あとの数冊が楽しみになってきた。本書は1975年発売ということでamazonでも取り扱ってないようです。読みたい方は古書店で探されるといいかも。(中公文庫)

