2002/09/04 Wednesday
■ 高橋源一郎/
一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))(高橋 源一郎)
NHKの「ようこそ先輩」で小学生に教えた「小説」の書き方。小説といっても一般的な意味での小説というよりは、もっと広義な小説で、文章の塊という意味。その小説の捕まえ方や、文体のおもしろさという面を、既往の小説を使って説明している。冒頭に実際小学生が書いた小説が掲載されている。なかなかおもしろい文章だと感じた。課題として「自分の事を、少しだけ楽しい嘘をついて書く」というものだったようだ。
よくある小説の書き方などという、文章の入門書ではなく、小説の捕まえ方から書かれているところがおもしろい。この辺は、小説を書く人が実体験として身につけているようなところで、こういう書籍に書かれる事は珍しいだろう。最近、ウェブ上でも日記やテキスト系のサイトでも、文章が上手で読ませるサイトも多い。このような文章も広義には小説といえるのだろう。自分しか書けないことを楽しんで書くのが良いようだ。
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