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2004-01-12 雲ひとつない

荒俣宏監修/ 知識人99人の死に方 (角川ソフィア文庫)(荒俣 宏)

戦後に亡くなった知識人の方の半生と死の間際について書かれている。「死の準備のための準備」とまえがきにある。自分の死について考える事は怖く日常的には考えないようにしている。この本に書かれるような、業績や成果を残した立派な知識人の方にも、無茶をして生きた方にも「死」は平等に来る。それがいつかわからない所が、また怖いのだが。それを本書を読む事によって具体的なイメージとして意識する事によって今の大切さを再認識する事ができる。

Tags: 読了

2004-01-15 積雪

森博嗣/ 四季 秋 (講談社ノベルス)(森 博嗣)

時期は「有限と微小のパン」の数年後。考え始める事の重要性と考え続ける事によって身近なヒントに気づくという事か。今回の「秋」での中心人物は、西之園萌絵。あれこれと意外な事も明かされる。淡々と物語は進んでいくのだが、その進行中にある登場人物たちの「会話」が相変わらずおもしろい。Vシリーズは未読なのだが、四季シリーズは、短編も含めて森ミステリィを読んでから読む方がいいだろう。読んでいて、過去の事(過去の作品での出来事)が当然のごとく出てくるので、思い出しながら読むのがおもしろい。四季を読んでからもう一度S&Mシリーズを読むのもいいかもしれない。

Tags: 読了

キャッシュを使わない(1)

きたさんの今日のなんでやねんより。XREAの宿命ともいえるScript Errorですが、エラーが出てアクセスできなくなってしまう事があります。その時に、キャッシュを手動で削除してやれば直る事がありました。ということで、試しに、きたさんの所で紹介されていた方法でキャッシュを使わない運用をしてみます。

Tags: tDiary

2004-01-20 目がさめる

舞城王太郎/ 煙か土か食い物 (講談社ノベルス)(舞城 王太郎)

サンディエゴのERで働く救命外科医、奈津川四郎が主人公。日本、福井の実家にいる彼の母親が事件に巻き込まれたという知らせを受けて日本に戻る。この事件とともに奈津川家の物語が進む。

カバーの解説には「ミステリーノワール」とある。スピード感のあるノワールの殺伐とした進行が気持ちがいい。著者は福井生まれという事で、その方言が自然なスピード感をもたらしている。また、曖昧な表現がないけど、心理描写や雰囲気が伝わってくる文章だ。ミステリーはどちらかというと副次的な要素となっているけど、その謎解きもおもしろい。また謎解き自体が物語の伏線となっている。最後の最後まで楽しめた。

Tags: 読了

2004-01-22 寒すぎ

室井滋/ すっぴん魂 (文春文庫)(室井 滋)

1996、1997年に週刊文春で書かれたエッセイ。著者のまわりの出来事やちょっと変わった人の事、著者の故郷である富山ので事、電波少年に出演中の猿岩石を応援し会いに行ったトルコでの事も書かれている。著者の行動力と人柄が溢れる内容。

著者ならではなのかもしれないけど、女優と言われるとどんな生活をされているのかと思うが、実に感覚、生活とも普通で、誰かのウェブ日記を読んでいるような感覚になる。実は、室井滋さんは結構好きで、舞台挨拶のある映画を見に行ったりした事もある。この本にあるような素のスタンスで今後も活躍して欲しい。

Tags: 読了