2004-02-07 まだまだ寒い
■ 舞城王太郎/
暗闇の中で子供 (講談社ノベルス)(舞城 王太郎)
前作「煙か土か食い物」の続編。今作での主人公は三男の三郎。西暁町で事件が起こり巻き込まれていく。前作にまして事件自体が本編ではなくなっている。で、破綻度合いも増している。主人公の三郎は、前作の四郎が行動派の天才肌だったの比べて、自分の中に籠もりがちな小説家。
この作品の中でも、三郎の妄想なのか現実なのかが曖昧になっている。そのため、ミステリーというより文学になってきている。物語の中に矛盾がある。後で明かされるのだけど、読んでる最中はかなり混乱した。まぁ、途中から物語の整合性は、どうでもよくなるんだけど。長編だけど文体に勢いがあり読みやすかった。
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