2004/08/18 Wednesday
■ 重松清/
ナイフ (新潮文庫)(重松 清)
5編の短編が収められている。そのうちの4編は、いじめられている小学生や中学生とその周りにいる同級生や家族の物語。いじめられている子供は、子供なりに対処しようとしている、親も子供を思って逡巡するのだが、そこにあるギャップがリアルに書かれている。子供のことを心配する親も子供と同じ様に不安定だったりするところにも同感。5編の中では「エビスくん」が良かった。子供って自分に対して損得に忠実なようで、誰かのために頑張ったりするところがある、という暖かい物語。
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