2004/09/16 Thursday
■ モブ・ノリオ/
介護入門(モブ・ノリオ)
仕事をやめて眉毛まで金髪にし、大麻をきめながらも、母親とともに祖母を介護し続ける男。表題どおりまさに介護入門という内容で、その内容は介護という事に対して、綺麗ごとではない、介護をしている人の強さが語られている。介護について、それに纏わる親戚との関係、派遣介護士、血のつながり、介護する人とされる人の関係。よく言われるような「介護地獄」について。介護に限らず人と人の関係や、生き方的なところまでつながるようなテーマがくさくなく書かれているところがいい。第131回芥川賞受賞作(2004)。
■ 東野圭吾/
嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)(東野 圭吾)
5編のミステリが収められている短編集。いわゆる古畑任三郎的なミステリーというか、こういうスタイルを何と言うんだろう。事件が起こり、関係者の一人VS刑事のやりとりの末に、関係者が犯行を認めるというスタイル。自己保身だけで偽装していない主人公が描かれているところが著者の作品らしい。
「狂った計算」のどんでん返しが鮮やかで良かった。
[ツッコミを入れる]
[]
